【鷹ノ巣山】頂上はまだか!?長い石尾根の先には絶景と絶下りと…?

こんにちは。マツクラです。

梅雨がうっとおしいですね。関東は7月入ってからまったく晴れないので、登山欲も梅雨前線も停滞気味な今日この頃です。

さて、来たる2019年6月16日に、奥多摩の鷹ノ巣山に登ってきました。今回も非常に良い山行でした。いろんな要素で期待をいい意味で裏切られる結果となりました。

実は私、大変お恥ずかしながら、登山を始めたころは奥多摩の山々を馬鹿にしておりました。

  • 奥多摩はたいてい杉しか生えてなくて景色が代わり映えしない
  • 奥多摩の茶色くて汚ーい森なんか歩きたくない
  • 奥多摩はU字カーブ(?)だらけ
  • ゆえにつまらない。行く価値なし
  • (行ったことないのに)やっぱ山といえば北アルプスだよね

…ぶん殴りたくなりません?

ああ、何か勘違いをしていたようですね。都心からこんなに近くて大自然に触れ合える山域なんてないですよね。

今では遠出する元気がないときにサクッと登ってくる山域として、マツクラのお気に入りに追加されています。

それでは、いってみましょう!

どんな山行だった?

コース

07:25スタート ⇒ 08:18登山口 ⇒ 09:38三ノ木戸山 ⇒ 10:25狩倉山(不老山) ⇒ 10:35六ッ石山 ⇒ 11:12将門馬場 ⇒ 11:50水根山 ⇒ 12:19鷹ノ巣山 ⇒ (休憩約1時間) ⇒ 15:27稲村岩 ⇒ 16:01ゴール

この山行に対するヤマツ独自の超個人的な評価

評価軸 点数
(5段階評価)
コメント
景色がいい! 4なめてました。石尾根から見る鷹ノ巣山や他の山すばらしいです。富士山があまり見れなくてそこだけ残念。
天気は晴れでした。
秘境感あり! 2都心から近いし、秘境感はあまりないかな。
落ち着く! 3人気の山なので、それなりに人がいます。が、落ち着かない!というほどではありません。
この日は日曜日でした。
恐かった… 1私が通ったコース上に恐いところはないです。
失敗した… 3麓で若干道を間違えました。あと写真撮るのをサボってしまいました。

奥多摩駅~六ッ石山 長い石尾根と格闘の末見たものは?

六ッ石山まで

07:25、奥多摩駅をスタートします。

といっても電車で来たわけではなく、朝一で日原の駐車場(日原鍾乳洞臨時駐車場とググれば出てきます)に車を止め、東日原のバス停から始発で奥多摩駅にやってきました。

駐車料金は1日500円、バス代は片道460円だったと思います。

で、なんでこんなコースとしたかというとですね、

日原から登り始めてピストンするとか、奥多摩駅に降りてバスで帰ってくるとか、はたまた奥多摩駅の近くに車を止めて…とか選択肢はたくさんあったのですが、

  • 鷹ノ巣山への登山は一般的には日原から稲村岩尾根を登るため、日原から登ったら人が多そうだ…
  • 稲村岩尾根は奥多摩三大急登(諸説あるそうですが)で、展望のない樹林帯を2時間以上標高差1000m以上ひたすら登り続けるらしい。つらそうだ…
  • 奥多摩駅から鷹ノ巣山へ続く石尾根は、距離こそ長いが展望もそれなりに良いと聞いたことがある。

ということで、労働なんかしないで光合成だけで生きたいマツクラ的には、石尾根を登りで使うのが望ましいと判断し、こんなコース取りとしました。

で、全く関係ないですが、みなさまのご参考となるような駐車場の写真とか撮り忘れたので代わりに牛の写真を貼っておきます。

奥多摩駅を出発し、最初は普通の民家がある道を通って行きます。

振り返ると線路の下をくぐってきたみたいです。この線路は、今は使われていないようでした。

ここから5分程進んだところで、道を間違えたことに気づきました。本当はこの線路跡らへんから登山道だったのかな?

途中から登山道に戻ります。道を間違えテンパって写真を撮り忘れたので、代わりに牛の写真を貼っておきます。

しつこいですね。

すぐに神社があります。安全祈願してから登ります。

ちなみに、今回は私の嫁と登っていますが、私の登山の9割5分は嫁と一緒に行っています。

嫁は私の登山の師匠みたいな人で、登山を始めたきっかけも嫁から誘われたからで、嫁の方が登山経験あるし、登山のいろはを教えてもらったのも嫁からです。なので、今でも同行してノウハウを吸収させてもらっているってわけです。

もしくは、私に友達がいないだけです。

途中から林道に出ます。少し登ってきました。

林道を歩いていると、羽黒山という山の近くを通ります。ここは華麗にスルーして、しばらく歩くと登山口があり、いよいよ本格的な登山道に入ります。

しばらくはこのような樹林帯を歩いていきます。いわゆる樹林帯ですが、閉塞感みたいのはそんなになく、気持ちよく歩くことができました。

登山口から1時間弱歩いてくると、樹林帯を抜け開けた尾根道に出ます。これぞ石尾根っぽい道ですね!

10:35六ッ石山に登頂。鷹ノ巣山まで半分、というところですかね。

ちなみに、ここに来るまでに三ノ木戸山と狩倉山(不老山)が登山道のすぐそばにありましたが、こちらも華麗にスルーさせていただきました。この日は長いので、節約気味で進みます。

しかし、六ッ石山山頂は虫が多く、立ち止まるとブンブンブンインフルエンサーという感じで顔の周りにまとわりついてきました。

何を言っているかわからない方は華麗にスルーしてくださいね。

鷹ノ巣山まで

さて先も長いので歩みを進めます。

ツツジかな?きれいに咲いていました。

六ッ石山山頂から少し進むと、将門馬場や城山に向かう尾根道か、それらを巻く巻道かの選択を迫られます。

将門馬場や城山といったワードに少し興味はありましたが、巻道の方が楽かな、と思いここも華麗にスルーしました。

ただ、後から気付いたのですが、尾根道の方が展望がよさそうでした。巻道は1時間程度樹林帯の中を歩くことになります。

巻道を選択した我々は、変わらぬ景色に辟易としかけたので、嫁による「初心者でもわかる!はじめての金融商品講座! 」を開催し気を紛らわすことに。

結果、思惑通り気がまぎれ、気づけば水根山を経て尾根道までたどり着くことができました。

賢明なみなさん、もうお分かりですね?あまりにも講座に熱中しすぎたのと、特に景色に変化がなかったので、巻道関連の写真を撮り忘れてしまったのです。

ブログを書く者として反省しなければならないでしょう。

さて、長い長い(ことはあまり伝えられなかったですが)石尾根を奥多摩駅から4時間ほど登ってきたところで、ついに鷹ノ巣山が登場します!

でーん。

ここで視界が一気に開けます。

鷹ノ巣山といえば富士山がきれいに見えるで有名だが、どうだろうか?よし、左を向けッ!

惜しい、もう少しで全部見える。

振り返るとここでもツツジがきれいに咲いていました。

さあ、鷹ノ巣山山頂までビクトリーロードを歩きます。

12:19 標高1736.6m 鷹ノ巣山に登頂。 長かったぜー。急登はないから楽なんだけどね。でも地味に疲労感はある。

いやーしかし展望いいです。人気の山だけあります。正直なめてました。

丹沢方面かな?

残念!富士山は最後まで雲がとれることはなかったです。

登ってきた方向をパシャリ。ぴょこんと飛び出ているのは大岳山で、その右が御前山だと、山頂にいたお父さんに教えてもらいました。

盗み聞きですけどね。

ちなみに最初、私は「あれは方向的に川苔山じゃないの~」なんてことを嫁につぶやいていました。救いようがないですね。

で、山頂で昼食をとりました。この日は6月半ばですが、山頂は結構寒く、半そでTシャツではじっとしてられなかったです。こう寒いと暖かい食べ物が欲しくなりますね。この日はとてもおいしくカレーメシ シーフード味を食べた気がします。

気がします、というのは、そうです。写真を撮り忘れたのです。

さすがに牛はしつこいので、空にしてみました。お分かりと思いますが、写真に特に意味はありません。

鷹ノ巣山~日原 稲村岩尾根をひたすら下った先に見たものは

鷹ノ巣山の頂上からの景色を堪能したところで、下山を開始します。稲村岩尾根を日原まで一気に下ります。

噂通り、景色が変わり映えしない尾根をひたすら下っていきます。本当に登りじゃなくってよかった。この写真も何が写したかったのか。

唯一変化を感じられたのは、標高が下がると生えている木々が変わることですかね。上の方はこんな人工的な杉なんて生えてないですもん。

なお、上の方には何の木が生えていたけど、下のほうは何の木に変わってきた、と偉そうに木の種別を語るためには、猛勉強が必要です。

あまりペースが上がらず、山頂から1時間半ほど下ってきて、稲村岩に登る分岐に到着しました。

稲村岩方面は張り紙が張ってある方向で、不用意に立ち入らないで、とのこと。少し様子だけ見に行こうかと思いましたが、次の日のニュースに出るのは控えたいので、やめておきました。

稲村岩方面はこんな岩を登っていくようです。

さらに下ると、沢が登場します。日原からこの辺までは、ハイキングで来れるくらいの比較的平坦な気持ちのよい道です。家族連れとかで来たらいいでしょうね。

小さい滝も登場します。

少し進むと、写真からは伝わりずらいですが、とんでもなくでかい岩がありました。これが、先ほど登りかけた稲村岩の下側とのことです。

これはでかい!

さて稲村岩に別れを告げ、少し進むと舗装道路に出ます。この日の登山終了のお知らせです。

今日も楽しかったなーとか思いながら、ふと来た道を振り返ると…

目に飛び込んできたのは、下ってきた尾根と、とんでもないもっこりが…

そうです、ヤツです。稲村岩です。あんなヤツに登ろうとしていたのか!?敵うわけありません。あのもっこりには世界中誰も勝てません。

太陽がもっこりの真上で燦々と輝いているのもまたシュールです。

最後にまさかこんなどんでん返しが待ち受けているとは…。鷹ノ巣山、侮れない。

こんな想いを馳せながら、日原の駐車場に戻っていきました。

まとめ

鷹ノ巣山は景色も急登ももっこりも何もかも侮れない、素晴らしい山でした。

昔と違い、もちろん今は私は奥多摩のことは大好きですが、今回の山行を通じて奥多摩のポイントがまた上がりました。

ただし、数々の場所で写真を撮り忘れたのは、大いなる反省点です。課題管理表で今後も管理していきます。

奥多摩は今度は涼しくなる秋か冬かなー。また来たいと思います。

あ、あと最後に。奥多摩は都心から近くて気軽に来れる山域ですが、奥多摩は難易度的にも侮れないので初心者の方は要注意です。稲村岩尾根はけっこうな急登だし、奥多摩の夏は酷暑なので、ご自分の体力と相談し山行計画は十分に立ててください!

【鷹ノ巣山】頂上はまだか!?長い石尾根の先には絶景と絶下りと…?

おしまい